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【 版画 】
2000年用 年賀状 歌舞伎十八番の内三 矢の根
失敗作です。
彫りも刷りもどちらも満足の行かぬ出来となってしまいました。

ゴム版を買ってくると「裏表で彫れます」というような 謳い文句の商品がある。 実際に両面使おうと思えば使えるわけだけど、 僕は片面しか使っていないです。 そして使う面は「青い面」と決めています。 別に青い面でなくてもいいのですが、 カッター一本で彫る場合(実は彫っていない)、 片面しか使えないのです。

実はゴム版の片面はカッターで切ると、そこから綺麗にめくれるのです。 だから、彫るというよりも、ひたすら切ってはめくるのです。 しかし、もう片方は、なぜかめくれない。 必然的に彫刻刀でまさしく彫っていくしかない。 時間的には圧倒的にめくったほうが早い上に、 出来上がりも断然めくったほうが綺麗にできる。 (もちろん、彫刻刀で彫った感じを出したい場合には その限りではないですが) よって、まずは端の方でめくれるかどうか確認してから始めるいいわけです。 もし今後ゴム版にチャレンジする方は注意するといいと思います。

そして、今作はそれに途中で気づいたので、 めくれないからと仕方なく彫刻刀で彫り進め 線はゆがむし散々な版となったのでした。

刷り上げも、彫りで失敗してやる気が若干うせたため 本来は表面にヤスリをかけたり洗剤で洗うのですが しないで刷り作業に突入。 インクの混ぜ具合も悪かったのか インクを版がはじくこと。 まともに刷れたのはほんの数枚になってしまいました。

と、ひたすらに大失敗の賀状となったのですが、 おかげでそれ以降は失敗もほとんどなく ためし刷りすらほとんどすることなくできるようになったのでした。 しかも反動で翌年は猛烈な掘り込み具合になったのでした。

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