工房・画像


【 版画 】
2002年用 年賀状 歌舞伎十八番の内十四 関羽
この年は時間があったので多色刷り版画に初チャレンジしてみました。 2色や3色なんてけちなことは言いません! 7色! 初めてなのに随分とチャレンジャーです。

7色ということは当然のことながら版も7枚必要なので、 その労力たるやとんでもないです。 しかも大半がどこの何の形なのかも分からないものを 彫ることになるので、彫っていてもつまらない。 しんどい3ヶ月間でした。

刷るのも一仕事。一枚完成させるのに7回も刷らないといけない。 30枚年賀状を刷りましたので 都合200回以上もせっせと刷っていたのでした。

多色刷り版画で一番気をつけなければいけないことは 恐らく想像できると思いますが、版のずれ。 B4やA3サイズで1mmずれるならしょうがないかと 諦められますが、何せ葉書の大きさですから 1mmでもずれると結構痛い。 7枚全部がずれてしまうとピンボケもいいところ。 この写真の版はこれで結構ずれなかった方なのでした。 画像では分かりませんが、本物はインクが盛り上げっているので なかなかゴツイ仕上がりになっています。

刷っていて、この労力は果たして見合うのだろうか…とか プリントごっこと間違われたらショック…等 様々な思いが渦巻いたのを覚えています。

これ以降二度と多色刷り版画にはチャレンジしていません。 時間がないのもありますが、やっぱり大変だからですね。

周りの文章は『史記』刺客豫譲伝からです。 添書体でパソコン使って手書きしてあります。

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