四方山中学生の茶髪観 小学生や中学生で染髪している子を見てもあまり驚かない世の中になりました。先日のとある新聞の投書で、昔の「ギター=不良」のような縮図が今はごく当たり前であるように、「染髪=不良」と考えるのは古い、という高校生が訴えておりました。確かにすべてを一括りで見るのは宜しくなかろうと思います。 当の本人たちはどう思っているのか、中3の面接練習の時に聞いてみたことがありました。以下は同様にピアスやら身だしなみ一般にもいえることでした。 ・迷惑を掛けなければ構わない。 ・校則で決められているならしてはいけない。 ・常識の範囲内なら構わない。 ・学校の評判が落ちるからやってはいけない。 ・みんなやっているから構わない。 だいたいこのような意見が出ます。浅はかというか、何も考えていないのだなと一見して分かると思います。先ほどの投書は高校生ですから、中学と高校の違いはあれ、これはあまりにも何も考えていなさすぎです。面接練習でこれですから、受かる気あるのか?と疑う答えもあるのですが、終わってからフィードバックします。 迷惑を掛けなければ構わない。→迷惑を掛けないなら、何をしてもいいのか?となれば違いますから、どこまでがいいかが問題。迷惑を被るのは相手なので、基準が相手にあることに。 ・校則で決められているならしてはいけない。→決められていなければするのか?逆に決められていたら、本当にしないのか?そもそもそうしたら校則なんてざるだからいくらでも好き放題できるぞ。校則を持ち出すのは自ら考える機会をなくすだけの逃げ口上というものです。 ・常識の範囲内なら構わない。→常識って誰の?と聞くと三瞬ほど間があってから、大人の、と答えます。そうです、基準はあなたではありません。すっかり自分の基準でモノを考えています。大人のというか、世間の基準がそれではどこに、というのは難しい話ですが、少なくとも自分本位ではいけないことがわかってもらえるかと思います。 ・学校の評判が落ちるからやってはいけない。→では学校から離れれば好きなようにしていいのか?できない(しない)はず。学校の評判なんて実は建て前に過ぎない。本当の理由は別にあるはず。わざわざ学校の評判を気にして生活しているなんて、あまり聞きません。 ・みんなやっているから構わない。→受かる気あるのかと聞きたい回答。自分の答えがないので論外!この主体性のなさ。冒頭の考えていなさ過ぎを体現したかの答えです。 これくらいのことは中学生でも考えられるはず。どの基準で物事判断すべきなのか。根本原理をたどれば何が良くて何がいけないか、分かるはずです。染髪がダメならば、大人が白髪染めをするのもダメだし、手を加えることがいけないなら、女性が化粧することすら許されない。しかし度が過ぎれば、化粧は厚化粧ね、と影でささやかれたりするものです。適度が必要ということです。 実はこの質問、高校になるにあたり、社会に責任を持ってもらおうと、基準はどこか、ということを分かってもらおうという意図を含ませた質問なのでした。 前のページへ戻る | ||