四方山


勉強するとバカになる?
普通ならば勉強すると、分からないことが減って賢くなると思うと思います。僕もそう思っていました。大学に行ってもそう思っていました。

学ぶことに対して真っ直ぐで、吸収していける時期ですから、なおさら何の疑問もなく、学べば賢くなると思って、正確にいうと思ってすらいない当たり前のことと感じていたのだと思います。

ところが学ぶほどに分からないことの方が増えていく事実に気づいてしまったのです。

大学院では一つの文を徹底的に読み込む授業がありました。その文章のプロになることが目的ではなく、どの文章でも自力で読めるようになるため、あらゆるポイントを調べまくることで、調べ方=読み方を学ぶことが真の目的でした。

従って、これはなんだ?という点や、いかにも教授が喜んで突っ込んできそうな箇所まで、辞書を引き、文献に当たりまくることになります。卒論レベルならこれでおしまいでも許されるでしょうが、許されない世界が大学院。

調べた中にもし分からない言葉や引っかかるポイントがあれば、それも調べる。その調べた中に、、、と、自分でここまでと決めない限り無限に調べることができてしまうわけです。

そうすると、分からないことを調べると、むしろ分からない点が増えていきます。これを、恐れた瞬間に学問はできなくなるかと思います。学ぶということは世界が広がるということでもありますが、と同時に恐れも増えるものだと知って、学ぶことが大切なのだと思います。孔子のいうところの「私は分からない、ということを知っている」ということなのでしょうか。

幸い?なことに、人はニュースをよく見ます。つまり、知らなければ恐れを抱かずに済む事柄であっても、知ろうという知識欲があるわけです。それが勝る内は学びも楽しくなるのではないでしょうか。

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