四方山


ゴールの先
小学生の体育の時間に50m走をしたとき、先生に50mラインがゴールと思うな、60mラインがゴールと思ってそこまで全力で走りきれ、と言われたことがありました。ようするに、50mがゴールラインだとすると、最後の最後で、ゴールが近いからと力を抜いて走ってしまうかもしれないから、力を抜くなということを言いたかったのだと思います。

受験や様々な物事おいては、まったくそれと同じというわけではありませんが、ゴールの考え方に関しては同様に、そこがゴールと思うな、という点で同じではないかと思います。

燃え尽き症候群というものがあります。中学校受験を終えた子は案外となってしまったケースを知っているのですが、中学受験というハイレベルなものに取り組んで合格した場合、大概の場合は中高一貫か、場合によっては大学までエスカレーターとなりますから、後は勉強をしなくても良い、と親子ともども(というわけではないでしょうが)思ってしまうことがあるようです。そうすると、せっかく努力して進学したのに、その後がまったくパッとしないといったケースも散見されました。

受験というのはスタートラインにたつための手段であって、スタートラインにたつことが目的ではない以上、新たなスタートを切る権利を得たに過ぎないはず。ようするに、受験で受かった後に何をするか、の方がよほど重要なのではないかと思います。極端に言ってしまえば、受験があるから勉強していたという場合、受験がなくなったら勉強はしませんとなってしまうのか。それでは社会人としてやっていけません。社会に出てから何をしていくかの方が大体の人は時間が長いのですから、そのための学びでなければ進学する意味がないわけです。「学ぶ」という姿勢を見せるために学びにいくというのでは、あまり意味がないと思えます。

4月を迎え、新社会人となった方、新入生、新学年を迎えた方々、それぞれに思いを抱いていたはずです。特に高校受験生や大学受験生で、面接でこれから何をしたいか、といったことを聞かれた場合、建前でも自分の考えを伝えたはずです。それは建前だから実行しないでよいものなのか。ゴールを迎えてしまったらあとはどうでも良いのか。

今たっている場所が、ゴールなのか、どこなのか。ゴールだとしたら、それで終わりで今は目的も目標も何もないのか。休むべきときなのか。今すべきこと、これからしていきたいと思っていること、そういうことを整理して、4月殻の後半戦に僕自身も備えたいと思います。

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