四方山


覚えろと叫ぶのは無駄
暗記の苦手な人と、そうでない人がいます。苦手な人は勉強していても苦痛でしょうがないはず。とはいえ、物事を知らずして理解だけで済ますというわけには行かないから、覚えないことにはまずはしょうがない。

I先生が何の教科だったか忘れましたが、小テストを行い、暗記が苦手でいつもいつも不合格の中3生がしんどそうに授業後に再テストへ向け暗記をしていました。I先生はしきりに覚えろ、覚えろ言っており、やる気の問題だとかなんだと吠え立てていたように思います。これじゃぁ、中3生もなおしんどい。

僕から言わすと、覚えろとこちらが吠えた所でそれは意味がない。覚える方法を教えてあげるとか、効率的な方法をいくつか列挙してみるとか、そういうことのほうがよほど建設的だと思うのです。

つまり、覚えられないのは集中力などは置いておくとして、方法論で間違っている可能性がある、ということなのです。書いて覚えるのが一番なのか、音読するのがいいのか、黙読か、音読や黙読しながら書くのか、目で見るだけでいいのか、そういったことを試してそれで一番いい方法を取るということも必要だと思います。

さらには覚えるべき単語を一つずつ覚えなくても、頭文字だけ列挙していけばずいぶんと覚える手間は省けるというもの(頭文字を覚えればあとは意外とすらすら出てきますから)。

そういうことをやってみたらどうかと、例を示しもしないで「覚えろ」というのは、教える腕のない証拠。きっと優秀な先生で、苦もなく覚えてきた人ほど、覚えろ、で済ませてしまうのでしょう。

ということで、僕は見かねてその中3生にこっそりと覚えるには方法があると教えてあげたら、なるほど!という具合で目を輝かせていました。やはりこういうことは必要なのだなと思います。

なお、社会科を教えていて一番多い質問に「どうやったら覚えられるのか?」というのがありますが、上に従って、自分で見つける以外ないです。

僕は○○すると覚えられるけど、他にも××や△△もあると示して、それをやってみてもらうしかない。一番いい方法は自分でやってみてこれだ、と見つける以外ないのですから。

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