四方山


ゲーム脳
2002年後半くらいに「ゲーム脳」という言葉が世間を騒がせました。『ゲーム脳の恐怖』なる本が出版されて、ゲーム中の脳みその状態は痴呆症患者と同じ状態になると書かれていたことがきっかけでした。この本の内容が結構な適当さ加減だということで、色々叩かれたりしたようですが、コンピュータゲームは、何がどう問題なのか、僕なりに考えてみたいと思います。

コンピュータゲームは本当に脳に悪いのか。たまに道端や電車の中でゲームに熱中して口をぽかんと開けた子を見かけますが、アレをみると「脳に悪そうだ」と思われても仕方がない気もします。

僕が一番これが足らなくなるのではないかな、と思っているのが、工夫。コンピュータゲームは大よそ目的が決まっていて、その目的を達成するためにルールに従って遊びます。ルール外、規格ハズレのことはバグになりますから、基本的にはできない(たまにそういったものがあると、裏技などと言われるわけですが)。つまり、遊びにおける工夫の余地があまりない状況で遊んでいる気がするわけです。

僕も色々ゲームをしてきましたから、クリエイティブなゲームがあることも知っていますが、全体を通してみれば、ゴールへ向かう道をルールに従って効率よく進むことが言えるのではないかと思います。

例えば、ブロックで遊ぶ場合、キットを買ってくれば、その説明書があります。僕は1度はその説明書の物を作りましが、2度作ったことなど皆無。だいたいは、自分の好きなものを作っていました。ルール無用なわけですから、別のキットのブロックをどこにどう使っても自由。

外で遊ぶ場合にも、ルールはあるにせよ、その行動は思いのほか自由だったと皆さん思うはず。何せ、バグなんてものはありませんから。羽目を外しすぎると、友達を失ったりするかもしれませんが、そうでない限りはかなり自由だったと思います。

また、友達同士で遊ぶ場合、コミュニケーションが必要不可欠で、仲間意識、問題解決など、様々なことにみんなが遭遇したはずです。今は友達同士で遊ぶというのに、ゲームを持ち寄って、ほとんど喋らず黙々と自分の世界へ没入している場面もあるようです。これは友達と遊んでいるといえるのでしょうか。

したがって、上で僕が思うところの工夫が、生まれない。ルールにのっとって遊ぶだけだから、思考が凝り固まり発想が貧弱になる。コミュニケーションをとっていないから対人スキルが上がらない。

友達と遊ぼうにも時間が取れない子どももいます。子どもを取り巻く環境が変わったといってしまえばそれまでですが、その中にあって、どのように子どもに工夫をさせていくか、コミュニケーションをとっていくかは課題なのではないかと思います。

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