四方山褒めるべきか 僕は当初、授業に入るに当たっての研修で、「楽しく・分かりやすく・明快な」授業をするようにといわれてきました。ダメなものは常にダメ、しかし、褒めるべきはきちんと褒める、塾に来た時に元気のない子でも帰るときには元気一杯に「ニコ帰し」という分かりやすいスタンスでした。 授業で発問する際も、その子に合った必ず答えられるような質問をするように心がけました。もちろん、難問をあえてぶつける場合もありますが、基本的には答えられる質問を投げかけます。 簡単な発問でも答えられそうにない、と思ったら、国語の問題であったとしても、3択で「1.今日はいい天気、2.夏目漱石、3.ドラえもん」等、どう考えても答えが分かるような発問をしていました。さらに、当たったところで褒める。 結局こういった手法を用いずとも、すんなりと答えられる展開をすればいいわけですが、こういうことも含めて、発問から褒めるまでを行っていました。子供だましといわれればそれまでですが、褒められて嬉しくない子どもはいないはず。答える→褒められるという流れから、徐々に発言を増やさせて、次第に難しい問題へもチャレンジできるように、ということが狙いでもあったわけです。 ところが、後半、そういった分かりきったことはするな、という方針へ変わりました。白けるから、というのが理由だったわけですが、僕はそうは思わず、授業では相変わらず、「では3択〜!」と、やっていました。答えたのに、何もリアクションされなかったら、答えようと思うか?と考えれば、やはり教える側のいいリアクションがあった方が断然楽しいと思うのです。 性格や能力によりますが、勉強で褒められたことのない子もいます。そういった子には勉強で褒められた、という成功体験を与えてあげた方が、後々のためにいいだろうと思うのです。たとえ、社長から白けるからやめろと言われても。 前のページへ戻る | ||