四方山挫折したことのない先生 生徒はもちろん、家庭も先生というのは勉強が良くできて、昔風に言うならばエリートだと思っている節があります。僕が塾講師を続けていて思ったことは、一部当たり、一部はずれ。 僕は勉強がまぁそこそこできるといったレベルでしたから、別段一流高校、一流大学へ進んだわけではありません。水は低きに流れる受験もありました。あまりにできなくて涙ながらに勉強したことも多々ありました。それでもひょんなことから講師を職にしてしまったのですから、分からないものです。 一方でやはり、僕から見ても、エリートコースまっしぐらといいますか、この人は勉強で挫折したことあるのだろうか、と思う人もいます。そういう先生の一般的な口癖は「なんで分からないの?」。自分は苦もなく分かって来たから、できないことが理解できない。 果たしてこういう先生はたとえエリートコースといえども先生に向いているのだろうか、と思ってしまいます。学生非常勤で、就職が迫っていたK先生との会話で、「僕は成績はいいんで、就職も推薦で決まっちゃうんですけど、そこは行きたくないから困ってるんですよね〜」と何に困っているのかさっぱり分からないことを言う。そんなものは普通の学生同様、自力で決めればよいだけの話だ。 また、僕の出身大学を聞いてきて「あぁ、あそこですかぁ」と鼻で笑われつつ言われたりすると、もし自分に子どもがいたら、こんな先生には教えてもらいたくないな、と思いますね。 骨折した箇所は治るに際してより強くなるのと一緒で、挫折を味わって乗り越えた人はやはりそれなりに強くなるのだと思います。挫折を味わってこないで、大人になって急に挫折を味わってしまい、パニックになるくらいなら、壁にぶつかってみることも大切なのだと思えます。もちろん、その壁にぶち当たった時に、きちんと見守ってくれる人がいることは前提となります。 しかしこのK先生、エリートっぽい鼻持ちならなさが会話の端々に出ていて、実に不快だったなァ。 前のページへ戻る | ||