四方山朝一の催し物で デパートのゲームセンターでアルバイトをしていた時期がありました。自分が痛い思いをしたことも数知れませんが、他人(スタッフはもちろん、お客さんも)が苦しむ場面にも遭遇しました。 マシュマロを喉に詰まらせ泡を吹きながら白目を向いている子供もいましたね。僕は一人のおばさんの記憶がいやに鮮明。 当時ゲームセンターのフロアがメインとサブのような形で2フロアありまして、基本的にサブの方は一人で運営することになっていました。朝一に僕はそこのシフトに。 開店業務をこなし、いよいよ開店。しかし、平日の朝などはお客さんは普通来ませんから、機器の調整をしていました。すると左の方から ドゴッ と音が。聞き慣れない音に目を向けると、エスカレーターでおばさんが転んでしまったようでした。一番そこから近いフロアの店員さんは無視しているので、僕が大丈夫かと近づいてみると。 かばい手をした右手は薬指が裏がえって完全にねじれている。手の甲側に反り返るのではなくて、グーができるような曲がりに。 左腕はかばい手でかばいきれず、打ちつけたらしく手首がブランとしている。眉の上からは軽く出血。 おいおい、これを見て一番近い店員は何で無視なんだよ、と驚きつつ、デパートの防災センターに電話をしてもらう。 防災センターの人と僕で色々処置。近親者に連絡しようとも、両腕が使えないため携帯電話も操作できず言われた番号を押して耳に押し当ててあげる。 どうやら朝の催し物に来たらしい。かわいそうにまもなくストレッチャーを伴った救急隊員がやってきて、おばさんは楽しみにしていた催し物会場にたどり着けず病院送りとなったのでした。 それにしたって、一番近くで見ていたあの店員、冷たかったな。声すら掛けてこなかった。ちなみにその間、ゲーセンには誰もお客来ませんでした。お寒い店だったな。 前のページへ戻る | ||