四方山


最低偏差値
先生は頭がいい。特に塾の講師は成績にかけては結構優秀で、勉強において低レベルな次元で苦しんだ経験はないと思われるのではないだろうか。

塾講師になろうと思っていたわけでも何でもなかった僕は、その辺りの幻想を軽く打ち破る。中学高校と最低記録を作ったこと数知れず。

中1の正負の数では見事に引っかかり、泣きながら問題を説いた記憶がある。25問か何かのドリルで、毎回正解の問題が変わり、しかも5ー6問しか正解ではない。これはまぐれの正解というやつで、分かっちゃいない証拠。それを悟って涙がでたのでした。

必死の努力である程度できるようになりましたが苦しいとともによい経験だったかと思います。

高校の数学ではこれまた初っぱなの三角関数で壁に激突。8人ほどが授業中に当てられ、黒板でその問いを解くというときに、僕だけ不正解。先生も「んー、これは違うな…」とフォローもなく、中間テストで25点。高校の最初のテストから赤点。

驚異的だったのは中学の国語。偏差値とは一般的に25−75と思われるだろうが、当然平均点の低いテストで高得点をあげれば、偏差値も75以上を記録する。僕はその逆をいった。

あるテストで0点だったことがあった。漢字すら書けなかったというわけだ。偏差値17。25より下も理論的にはあると分かっていても、いざそれが目の前に現れると、ショックと軽い喜びが生じると知りました。

次のテストではどうだろうと思っていると3点!良し、点が付いた!と一瞬喜ぶ。しかし、偏差値13。下がったよ。これは過去僕が取った偏差値の中でも、指導してきた生徒の中でもダントツのトップ。いやワースト。

こういった話を国語をメインに指導していた僕が言うわけだから、生徒の驚きといったら半端でない。しかし、今さほど点が伸びていない子が、やればできる、という気持ちになってくれるのも確か。

もっとも、この「やれば」できるの「やる」部分が異常に大きくなり、しんどい目を見るから、僕のような上昇曲線は良くないよ、となるわけです。

塾講師もたくさんいますが、ここまでひどい学業を持つ方も少ないのではないでしょうか。だからこそ、できない子の心理状態も嫌と言うほどよく分かる、という面がプラスでした。

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